- yuukiholaku
祖母が教えてくれた当たり前の事
私は数回、職場の人をドッカーンと怒らせてしまった事があります。全員年上の男性です。
私が相手に伝えた言葉はいずれも、
「そんな事しちゃだめですよ!」
「そうじゃないですよ」
「こんな事してはだめです!」
という感じでした。内容はなんであれ、こういった言葉をきっかけに相手がドカーン!と爆発しました。私はそれがなんでか理解出来なかったのです。
なんで、みんな、私は間違いを修正しているのに、そんな怒るんだろうか・・・謎だ。
当時は自分の言い方を気にしていませんでしたので、相手が爆発した時の原因に
共通点があるとは思っていませんでした。
その後自己嫌悪になりいじいじと気の済むまで落ち込み、すねます。病みます。
職場の対人トラブルは、こわいし、はっきり言って恥ずかしいんですよ。
そんなある日、祖母と電話をしました。
いつもなら、祖母の話を聞いたりなんでもない笑い話をするのですが、私は初めて
自分が原因で人を怒らせてしまうと相談しました。
祖母とは距離もありますから、なるべく明るい話ばっかり伝えたいし、良い孫でいたかったので自分のカッコイイ部分だけ(そんなんほぼないですが)話していたのですが、
この時初めて、長年対人関係で悩んでいる事、人を怒らすきっかけが毎回自分である事を伝えました。そして職場の男性がドカーンと爆発した時の事をそのままあった通りに説明すると、
祖母「ああ、ユーキちゃん、その言い方はね、相手を咎めているのよ。」
と言ったのです。咎めている・・・・
相手を責めていた・・・・・・・・・・のか。
「そんなつもりないのに」っていう言葉はなんかエグい。
なんで分からなかったのかな自分は、ここでもひとつの事しか出来ないのか。
責めたいんじゃなくて、社内の雰囲気を修正したかった。
でもその言い方が相手を咎めていた。責めてた。強く非難してた。
この瞬間これまでの色々な事が一気につながったような気がしました。
気を付けよう。本当に。
自分の価値観なんて、他の人からしたら違う形なのだという事を忘れずに、
ありがとう、おばあちゃん。
