- カネコ ユウキ
四万温泉で5年間生活してみた感想
私は24歳の時に兵庫県から1人で群馬県に引っ越しました。
山奥の古き良き日本が残るとされる四万温泉郷です。そこの温泉旅館で働き、5年が過ぎました。
今日は田舎の四万温泉に引っ越したメリットを4つ、そして最悪に困る事を1つ。ご紹介させて頂きます。最悪な所、めっちゃ探したんですが・・・やっぱりこの1つ以外私は見つかりませんでした。実際に5年住んでそう思うので、これが私の答えです。
それがコレです・・・・
たった1つ、もう絶対に困る事
車がないとどうしようもない
私の住んでる場所では、車がなければ片道1000円かけて山を降りるか、6000円かけてタクシーで山を降りるしか方法がありません。
しかも都会と違い、夜遅くまでタクシーは来てくれない事や、バスの最終を逃すと本気で帰る手段がなくなってしまう事。
こういった事は都会での生活に慣れていると非常に不便です。
今はGoogleマップでいくらでもその土地の事を知れるので、
引っ越しを考える時は、スーパーや病院がちゃんとあるのかなど、調べた方が良いです。
私の住んでいる場所では、スーパーまで車で片道30分、イオンモールまでだと1時間、
コンビニまで20分、大きな病院まで40分かかります。
ただ、移動手段がないからといって、飢え死にする事はありません。
酒屋さんの中は古き良きコンビニみたいなコーナーがありますし、野菜や魚を売るお店もあります。
個人的には車がなくても別に、どこに行きたいわけでもなかったので、平気だったのですが、後輩が入った時、移動手段がなくて本当に不便だと言っていました。
それでは次に、3つのメリットのご紹介です。
田舎の温泉郷に住むメリット①
圧倒的に生活コストがかからない
温泉郷の社員寮に住んでいる私は、寮費が月15000円です。水道電気代は免除。
都会での一人暮らしだとアパートを借りるだけでも3万~5万円はするのではないでしょうか。
しかもお風呂は毎日温泉です。温泉旅館の社員が職場の温泉に入れるというのは特権。
こことは別に月500円を払って、職場から少し離れた、共同浴場も使出来るようになっています。
私の住んでる地域の温泉は幸い、毎日入っても疲れないような優しい効能だったので良かったのですが、刺激が強くて凄く熱い温泉だと毎日入るのは私は厳しいと思います。
食費ですが、私の職場の賄いは1食150円です。しかも白米は無料。そしてなんと朝食が無料。これ凄すぎませんか?上司に聞くと、旅館の賄いは基本朝食は無料になるのだそうです。
田舎の温泉郷に住むメリット②
自然がいつもそこにある
四季折々で表情を変える膨大な山、そして美しい川、動物、虫、鳥。
自然がそこにあるだけで、リラックス効果満載です。Youtubeで自然の音のBGMを流そうものなら前からも後ろからも聴こえてダブル効果です。
本来温泉郷は癒しを求めて出かける場所ですが、そこに住めば、自然からもらえる癒しはいつでもあなたのものです。
田舎の温泉郷に住むメリット③
水道水を飲める
けっこう驚いたのが、水道水がそのまま飲めるという事。しかも、温泉郷の中に、「○○の水」という感じの名前で飲水出来る場所があります。勿論、飲泉所もあります。自然の恵みが豊富で町全体が水の恵みを感じているように見えます。
そして町にはゴミがほとんど落ちていません。川もめちゃくちゃキレイです。
ドブとか川には沢山のゴミがあるものなのだと思っていましたが、町の人みんなでキレイにしようとしている場所は本当にキレイです。
田舎の温泉郷に住むメリット④
人が温かい
四万温泉の人たちは、私から見て思う印象は、
「つかず離れず、温かい」
です。あまり親密な仲じゃなくても、
「元気ー?良い天気だね!」 と声をかけてくれたりします。
こんなさりげない一声のかけ合いが、出来る場所です。
いかがでしたでしょうか。
都会にも田舎にも良い所、悪い所はあります。どこで暮らすか、
自分の好きな場所で暮らして下さいね。
