- yuukiholaku
HSP
更新日:2020年11月26日
1990年から言われ出したらしいHSPという"気質"の事を知っていますか。 全人口の20%と言われていて、およそ5人に1人がこの気質なのだそうです。 小さな刺激に対して敏感な反応を示すこの気質は病気でも何でもなく、ただの気質です。
人の表情を少し見るだけで、ポジティブやネガティブな感情を必要以上に読み取る。
大きな音が苦手でストレスになる。
少しの刺激で沢山の情報を得てしまいストレスを感じる。
"そんなの誰でもそうだよ"
とウソなく、元気に言い返せる方は、ただ刺激に対して鈍感よりだという事です。人口のだいたい6割がHSPではない人なのだそうです。
この気質の事を知らないまま、生きづらいまま人生が終わる人がザラにいる時代です。
私はその生きづらさを感じている一人でした。
私はその原因が自分の言葉の言い方にあるのだと思っていました。
ストレートに配慮なく伝える事で何度も人を怒らせてトラブルになったので。
でもそうではありませんでした。なぜかというと、
人間関係のトラブルがなくなり平和になった後も出勤するのが恐い気持ちがなくならなかったのです。
なんで・・・・・・?
私は、普通に出勤するだけの事に抵抗を感じている自分が嫌になりました。
"普通が出来ない"と思っていました。
子供の頃から、自分の生き方、考え方と本当に向き合ってきて、色々改善してみたり、
色々試してきたのに、根本的な自分が変わらない。
結婚してるのに死にたくなりました。
なんで疲れちゃうんだろう。
なんで人が怖くなるんだろう。
出勤が恐い状態のまま私は30歳になりました。
良い大人なのに、自分の事を上手くコントロール出来ない状態は、本当に恥ずかしく、
生きづらさを感じていました。
ですが、それももうこれでおしまいです。
なぜ改善しようと頑張っても変わらなかったのか、
それは私がHSPという"気質"だからです。
HSPじゃない他の6割の人とは違う感覚だっただけなんです。
なくさないといけないものではなく、生かして楽しむ為のものだったのです。
他の人よりも沢山の刺激を受け取っているという自覚がないまま、みんなと同じように過ごそうとする事によって、無理がかかっていたんです。
大きい音も、機嫌の変わる人の顔も、HSPにとっては強い刺激となるんです。
刺激に対して敏感な事はネガティブな事ではありません。
正しく対策すれば、心から楽しく生きていけます。
Daigoさんが紹介した本の中にこんなHSPの方の文がありました。
"ほかの大半の人と同じように、タフでエネルギーに満ち溢れた人間になろうとするのはやめて、その代わりにとても敏感で感受性の強い自分を受け入れ、繊細な自分にぴったり合った人生設計をするのです"
私はたまたま、この30年間、HSPというただの気質について共有できる人がいなかっただけです。
それでも今の職場では正社員からパートにしてもらい、
スタッフに思い切って
"嫌いじゃないのに、どうしてもスタッフに会うのが辛くなってしまう、ごめんなさい"
と打ち明けた時は、そこにいたみんなが、本当に助けてくれました。
その時は私もHSPについて知らなかったので、私もみんなも???だったと思います。
それでも本当に困っている事はきちんと伝える。
とても大切だなと思いました。
HSPは特別な事ではなく本当にただの気質です。
本はKindleという電子書籍で読んでるので、文にハイライトを入れる方の人数が表示されます。(線を引いて残しておく)
500名以上の人が本に線を入れていました。自分の近くにはいないだけで、HSPの方が本当に沢山いる事が分かりました。
そして、生きづらさに耐える人生はもう終わりに出来る事、
別の誰かになろうと頑張らなくても、そのまんまの気質を理解して、
完全に自分のままで生きて良いという事が分かりました。
過去に "自分の悩みばっかりじゃん"
と言われたことがあります。私はその言葉を受けた時、
本当にその通りだなと思い、自分が悲しく、恥ずかしくなりました。
でも今は全くそう思いません。
自分の事をちゃんと理解せずに、他人を幸せには出来ないと思っています。
なぜなら私の事を本当に幸せにしてくれたのは、
相手の口から出るアドバイスや指導ではなく、
世間一般でいう経済的な成功ではなく、
本当に幸せそうに心から楽しく生きているその人の生き様だからです。
敏感な人、鈍感な人、その中間の人も、みんなが心から幸せに暮らす事が
当たり前になればいいなと思います。
私の事を恐がらせたりしない夫のおかげで私は部屋に帰ると何も緊張せず、リラックスする事が出来ます。
職場の人達も、この5年間、変わらず関わり続けてくれています。 本当に心から感謝しています。

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